【前編】阿権の子どもたちのガイドを見て、島の未来は明るいと思えた話

伊仙町阿権（あごん）小学校で活用されている授業のひとつが、「島っ子ガイド」。総合学習の時間を使って島の調べ学習を行い、ガイドの資料やお土産をつくってきました。そして2021年12月9日、ガイド本番である「島っ子ガイドフェスティバル」が開催されました～！大人たちを相手に、生徒たちはどのようなガイドをしたのでしょう？

島っ子ガイドとは？

阿権（あごん）小学校で開催されている授業のひとつ。

• 3年生以上の総合学習の時間に位置付け
• 1学期から2学期にかけて島の調べ学習を行いながら、ガイドの資料づくりやお土産づくり
• 毎年11月には「島っ子ガイドフェスティバル」を開催し、来島者を案内

引用：事前レクチャー資料

西村先生の事前レクチャー

阿権小学校の一室で、今回参加する大人たちへ西村先生から解説がありました。

先生の研究分野が広すぎるッ…！

観光 / 地域再生 / 中間システム / 社会システム / 環境保全 / ガバナンス / 観光資源 / 佐世保市黒島 / 地域ツーリズム / 地域振興 / 観光まちづくり

事前レクチャーの内容

島っ子ガイドについて、教育面からの評価や課題と対策、いままでとこれからの取り組み内容などをレクチャー頂きました。

なかでも、筆者がハッとした内容がこちら。

伝えるとは

西村先生は、生徒や学校に対して「最初にどう進めると上手くいきやすいか」は伝えたけど、その後はノータッチだったそう。どんなガイドが飛び出すか、必見です…！

手作り感あふれる地図にきゅんです。

オープニング！

いよいよガイドスタート！生徒たちが「こちらへどうぞ～！」って元気いっぱいに案内してくれます。

まずは記念撮影をパチリ。

生徒たちの自己紹介がはじまります。

伝え方のひとつ、「身振り手振り」を活用しながら、自己紹介は進んでいきます。

名前、好きなこと、今日の目標を大きな声で伝えてくれました。それもジェスチャーつきで！身振り手振りがかわいくて、思わず笑顔がこぼれちゃいました…！

阿権小学校の解説

早速スタート！と思いきや…まずはここ、阿権小学校の解説から。

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クイズ形式で教えてくれます。選択肢が発表されるたびに、みんな身振り手振り。

大人たちも思わず笑顔に！

ガイドスタート！

最初の目的地に向かって、レッツゴー！

てくてく。

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移動中、生徒たちは進んで散らばって、大人たちに話しかけていきます。初対面の大人に物怖じせず、ガイドとして楽しませてくれる。すごい！

間もなく最初のスポットに到着～！

300年ガジュマルに到着

最初に着いたのは、300年ガジュマル。

ここでも、最初に通常の解説をしてくれたあと、クイズ形式でガイドしてくれました。

2番だと思う人～！

その後、なんとショートコントを披露！

なんでやねん！

これには西村先生もびっくり。生徒たちがショートコントを発案し、先生のダメ出しを受けてどんどん面白くしていったそう。

神社へGO

次は神社へ。正しい参拝マナーを教えてくれます。まずは見本を見せ、次に大人も一緒に。

いよいよ神社へ。

クイズ形式でのレクチャーのあと、お祭りの踊りを踊ってくれました。素敵！

さらに手作りのおみくじまで！筆者は「大大吉」。嬉しい～！

島っ子ガイドで、子どもたちは…

筆者の独断と偏見ですが、島っ子ガイドを経た子どもたちは、こんな成長が見込めると思いました！

• 地域への知識、愛が強くなる
  • 子どもを通して、大人も
  • 学校の特色となり、生徒数の増加につながっている
• 「自分の得意なことで、人に伝える能力」が高くなる
  • エンターテイナー！
  • おもてなしの心が育つ
• 安全管理、危機管理能力が高まる
• 自ら興味関心を持って、探求する能力が高まる

後編へ続く。