ウェットスーツを着ても、インナーを着ても寒い…!身体が冷えたせいで、ダイビングを楽しみきれなかった経験のある方も少なくないのでは。ホットジェルを塗れば身体アツアツ!早く海に入りたくなること間違いなしです。
ホットジェルとは
身体に塗った箇所から、温かさを感じられるアイテム。
私は冬の間、ホエールスイムのスタッフをしています。ホエールスイムの最大の敵は、寒さ。スイムに成功後、次のクジラに出逢うまでの時間は、濡れた身体で船上待機になります。冬の海は北風びゅうびゅう。寒い!これを乗り越えられたのはホットジェルのおかげでした。
冬以外に潜るときも、ちょっと寒いな〜って感じる日は薄く塗っています。
ホットジェルのメリット
インナーなどを増やさなくても温かくなる
冬は防寒のために、重装備になりがち。ですがホットジェルを塗ればさらに1着着込んだかのような温かさを得られます。余計に着込まなくて済むぶん、動きやすくなったり、防寒装備を買わなくても良くなるかも。
もちろん厚着をした上で、さらに温かさを求めるときにも有効!
少量で効果は抜群、惜しまず使える
私は冬の間、ほぼ毎日ホエールスイムをしています。ちょっと寒いかも?って日にはホットジェルを塗り塗り。極寒の日には重ね塗りや塗り直しも。それでも、1シーズンで1本使い切れません。歯磨き1回分ちょいくらいの分量で、十分な温かさを得られます。(ちなみに歯磨き粉の1回分は約1グラム。私が推してるホットジェルの分量は175グラム。)
1シーズン以上使えて2,000円程度なら、かなり費用対効果いいと思うんです。惜しまず使えるのがいいですね!
ホットジェルのデメリット
水中で塗り直せない
長丁場のダイビングになると、ホットジェルを塗っていても後半寒く感じることがあります。ですが船や陸に戻るまでは塗り直せないのがつらいところ。
大量に塗ると、火傷くらい熱く感じる
「水中で塗り直せないぶん、たくさん塗っておこー!」ってすると、ヤバいです。熱湯コマーシャルみたいに、熱っつうッ!って状態になります。
目をこすると痛い、柔らかい部分に塗っても痛い
エントリー前にホットジェルを塗って、ウェットスーツ着て、マスクを装着。そのときに目をこすると、痛い。めっちゃ痛いです。塗ったら手を洗うのと、塗ったあと目をこすらないようにしましょう。
デリケートな部分に塗っても痛いです。柔らかい部分に塗りたいときは少量から試しましょう。
ホットジェルを塗った状態でシャワーを浴びると熱い
潜ったあとすぐに温水シャワーを浴びれる場合、ホットになりすぎるかもしれません。徐々に身体に温水をかけつつ、ジェルを洗い流していきましょう。間違ってもお風呂に飛び込まないように。
おすすめのホットジェル
このホットジェル ハードの説明を読むと、
■HARD(ハード)■
楽天
ウェットスーツ着用時のサーフィンなど、 ウォータースポーツに限定した製品になっております。
お勧め使用時期: 真冬の冷たい海、風で体感温度が下がるスポーツに!今まであきらめていた真冬のサーフィン2ラウンド目もサポート。ダイビングやシュノーケリングなど、ウェットスーツを着用するあらゆるスポーツに。
ウォータースポーツ限定!寒がりの海好きさんたちの味方です…!
おすすめの使い方
このジェルを2シーズン使い倒して発見した、おすすめの使い方をご紹介します。独自の研究に基づいているので、オフィシャル情報と違ったらごめんなさい。(でもおすすめ)
乾いた状態で塗る
濡れた状態で塗ると、効果は半減。入水前に塗りましょう。潜ったあとに重ね塗りするときは、身体を拭いてから。
潜る直前に塗る
結構すぐに温かく感じはじめます。ウェットスーツを着て重器材背負う頃には汗だくかも。
おなかと背中に塗る
この二箇所は必須。背中は手の届く範囲で十分です。
薄く広く塗る
厚く狭い範囲に塗ったら、火傷のような感覚になります。
歯磨き粉くらいの分量をチューブから出して、おなかと背中で使い切る。もう1回出して、両腕両足にさーっと塗る。これでばっちり!
敏感なところに塗ると、もはや罰ゲーム。
極寒の日は重ね塗り
薄く広く塗って、しばらくしても体感温度がまだ足りない感覚があったら、重ね塗りしましょう。1回目より少量で大丈夫。私は3回塗ったことはないです。2回で十分すぎる。
ウェットスーツで保温
夏だけどちょっと肌寒い日。水着でホットジェルを使ったところ、最初はかなりポカポカでしたが、効果は早めになくなりました。水でジェルが流れてしまったのでしょう。
ホットジェルを塗ったうえで、ウェットスーツを着ると、保温効果が持続します。身体にぴったりのウェットなら、身体に触れる水がそんなに入れ替わらず済むので、より長持ち!
寒がりダイバーの味方!
冷え性の方はぜひ一度試してみてください。寒くないだけでかなり快適に潜れますよー!
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