ちゅっきゃい節とは、明治時代に徳之島の母間(ぼま)でうまれた即興詩のこと。親しみやすい楽曲はすぐに大流行。今なお歌い継がれる名曲です。記念碑が建てられ、お祭りが開催されるほどの大切な曲、ぜひじっくり味わってみてください。
ちゅっきゃい節ってなに?
まずは聴いてみましょう。
筆者はこの特徴的な曲の出だしで、あ~この曲か!って気付きました
明治38年ころに、徳之島町の母間(ぼま)でうまれた短い即興詩。明治時代初期の廃藩置県によって、徳之島が薩摩藩から鹿児島県に変わったあとに出来たんです。
一切(ちゅっきゃい)節は「短い一節」という意味。曲の区切りがよく軽妙であるからこの名前が付いたんだとか。男女の掛け合いで唄われることが多く、祝い事や宴会の席で楽しまれてるんだそう。
昭和18年生まれの新民謡
どうしてちゅっきゃい節が流行ったの?
母間の扇間で成ちよさんが初めて歌い出した短い即興詩は、その青春の恋情を託する節回しの歌いよさ、歌詞の作り易さ、面白さからたちまち母間中の青年男女の間で歌いはやされた。
ティダマンテの徳之島
「母間のちゅっきゃい節」と名付けられる➡徳之島全土で流行➡大島郡の全域へ➡本土各地➡へ台湾・朝鮮・中国へ➡七つの海へ…
明治時代にこんな流行り方をするなんて…発祥者の成ちよさんすごい!
歌詞はどんどん変わっていったんだって~
ちゅっきゃい節 記念碑
ちゅっきゃい節の記念碑は徳之島町母間にあり、記念碑には歌詞が刻まれています。
記念碑に刻まれた歌詞
うしまっつくぬしま 十八里ちゅがや 十八里ぬ先なお みきゆるきぶしぐわ ありやわんかなしむが たぱくぬきぶしぐわ
鹿児島県
Youtubeなどで聴ける「一切節」とは歌詞が違う~!島内でもいろんな歌詞があったのかな。
記念碑のある高台は景観が抜群!補正なしでこの色です。
インスタ映えスポットかも
近所でテイクアウト
ちゅっきゃい節夏祭り
写真は2016年の夏に行われた、母間騒動200周年記念・第23回「母間ちゅっきゃい節夏祭り」。
1500人も集まったんだって!また開催してほしい~
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