野生のフクロウってみたことありますか?本土ではフクロウの一種であるコノハズクを見ることはそう簡単ではありません。だけども徳之島では森林はもちろん、集落内にも飛来する、身近な動物なんです。今回は自然豊かな徳之島に生息する小型のフクロウ、リュウキュウコノハズクをご紹介。缶サイズのかわいい姿、癒しの鳴き声にご注目~!
参考文献
「徳之島町史 自然編」と銘打ってるだけある!地質と岩石、植物、生き物について、そしてこれから自然を守るために大切なことが書いてあります。図鑑替わりになるレベル!ぜひ一家に一冊。
写真はこちらから。すごいクオリティ!
リュウキュウコノハズクとは
徳之島ではなじみ深い、小型のフクロウのこと。日本では奄美大島より南に生息しています。
巣穴から出てきたコノハズクのヒナ
か、か、かわいい…ッ
町史いわく
本土ではコノハズクを見ることはそう簡単なことではありませんが、徳之島では校庭のガジュマルの樹洞の中で子育てをすることもあるし、近くの電線に子連れでにぎやかに鳴き合っていることもあります。
自然が身近にあるって素晴らしいことだよね
だから徳之島が好きなのよ~
小型なフクロウ
ちっちゃいねぇ…かわいいねぇ…
このくらいのサイズ感
夜行性
昼はぶちゃかわ
昼間は林内で木に擬態しておやすみ。
徳之島の動物たちは夜行性が多いかも~
こんな鳴き声
オスは春先から秋にかけて鳴き、メスはそれに応えるように鳴くんだとか。
癒しの鳴き声~!
動画で見るとかわいさ増し増しやぁ…
こんなかっこよく飛ぶのに、羽音はしないんだって。すごい!
変形するとかっこよくなる
警戒したり、怒ったりすると、耳のような羽毛(羽角)を立てます。
写真はモビング(小鳥が捕食者であるフクロウなどに対して集団で突撃する行動)をされて、興奮しているところだそう。
ちょっとりりしい!
戦隊モノの変身感ある~
となりの島に行きたがらない
町史いわく
DNAの分析では南西諸島のリュウキュウコノハズクは各島々に分断後の交流が少ないと報告されています。
飛べるのに、島から離れたくない…やっぱフクロウも徳之島が好きなのかな~!
リュウキュウコノハズクの子育て
左:メスの親鳥、右:巣立ちビナ
子どもは白くてふぁさふぁさ…かわいい
ザトウクジラも出産・子育てのために来島するよ~
親鳥からエサをもらうヒナたち
子どものころは親鳥が子どもにエサを持って来てくれます。
エサ待ち中の子どもたち。上から長男次男三男
長男に頭を搔いてもらう次男。一番下の三男も次男に頭を掻いてもらおうとせがんでるシーンなんだとか。
なにこのかわいさ。やば。
長男のりりしさ、次男のずうずうしさ、三男の末っ子感!やばかわ。
人間の長男次男三男と同じ構図や…
ヒナは飛べないうちに巣立つ
時折、本種の巣立ち雛が巣から落ちたと勘違いして、捕まえてしまう人がいるが、多くの野鳥は飛べないうちに巣立つため、地上に降りることは稀ではない。保護したつもりが、誘拐?連れ去り?である場合がほとんどである。
天城町文化遺産データベース
保護じゃなくてエゴ
リトライ中
探し方のコツ
- 夜
- 春先~秋(鳴き声のする時期)
- 森林/海岸の林/河川沿いに木立のあるところ
- 鳴き声がしたら、木の上を見てみる
リュウキュウコノハズクはかなり視力がいいので、近付くときには静か~にね!
伊仙町 喜念浜でもよく観察できるんだとか
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