【徳之島小唄】大切にしたい想いが、歴史と共に紡がれた楽曲

2021年8月30日2021年9月18日

新歌謡曲「徳之島小唄」、ご存じですか？奄美群島が米軍統治下になる前につくられたご当地ソングです。島の魅力を歌った楽曲が、戦争という歴史を重ねるにつれて大きな意味合いを持つ歌になり、戦後30年経って記念碑が建てられました。なにげない日常がいちばん美しくて、大切にしたい風景だということを、時を超えて伝えてくれています。

徳之島小唄ってどんな曲？

まずは聴いてみましょう。

すきすきなちゃれ

歌詞の中に徳之島の良さが詰め込まれてるね～！

戦前の新民謡ブーム

新民謡とは、大正末～昭和初期にかけてその地区・観光地・名産品などを全国にPRするために作られたご当地ソングのこと。徳之島小唄は1943年（昭和18年）に制作されました。奄美群島が米軍統治下になるまえの話です。

ひらめきなちゃれ

ゆるキャラブームみたいなもん？

鹿児島の生活情報 – 南日本新聞 | …

歌の郷土史～奄美新民謡の歌われていた頃～ | 奄美なひととき | 南日本新聞 : 鹿児島の生活情報新民謡とは、「大正末から昭和初期にかけて地方の自治体や企業などの依頼によって、その土地の人が気軽に唄ったり踊ったり出来て愛郷心を高めるため、またその地区の特徴・…

徳之島の変遷

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さとうきびの歴史を紐解くと、いろんな思惑が見えてくる徳之島の農業生産額1位を誇るさとうきび。奄美群島の名産品である黒糖焼酎もさとうきびが原料と、徳之島とは切っても切れない存在です。それもそのはず。薩摩藩に支配されていたころから今日までの島史は、さとうきび抜きでは語れないほど。大きく歴史が動いたとき、裏側にはさとうきびの存在があったかもしれません。

かなしみなちゃれ

ちなみに米軍統治下時代につくられた楽曲では「祖国への望郷の思いや明日への活力」がうたわれていました…

レコーディング秘話

徳之島小唄の間奏は、軍歌調だったので前奏に徳之島の餅貰い唄、間奏に徳之島一切節を入れてもらった。
simauta.net

ガリべんなちゃれ

戦後も愛された秘訣かも

餅貰い唄＝餅たぼれ？

てれてれなちゃれ

普通のおっちゃんおばちゃんなのになんでこんなに美しいんだろう…

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あかるいなちゃれ

一切節は徳之島小唄の間奏に使われているのがわかりやすい！別の楽曲をオマージュして入れ込む手法はいまでもよく使われてるよね～

島ではおなじみの禎一馬さんの楽曲、「ハイバードー」では、運動会の名曲「天国と地獄」が間奏で使われてますね。

にんまりなちゃれ

にわとりとの追いかけっこの風景が思い浮かびますね～

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