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ザトウクジラのラブソングに魂が震える【歌がうまいとモテる】

毎年1~3月、徳之島の近海にはザトウクジラがやってきます。出産・子育てのために南下してくるのですが…オスにとってはパートナー探しの期間。メスにモテようと、時には他のオスとバトルし、時にはナンパ待ちします。今回はナンパ手法のひとつ(?)、ザトウクジラの歌をご紹介。クジラが実際に歌ってる水中映像もお届けします。身体が震えるくらいの大迫力をお楽しみください!

目次

クジラのラブソング

クジラの母子(ラブソングを聴く側だ!)

ザトウクジラのオスは、求愛のために歌うことがあります。

クジラの歌は、コミュニケーションを目的としてクジラが発する一連の音である。特定の種に属するクジラ(代表的には、ザトウクジラ)が発する、反復的でパターンが予測可能な音で、その発声が、鯨学者に人間の歌唱を想起させるものを指すために「歌」とよばれる。

Wikipedia
びっくりなちゃれ

世界的に有名な海洋生物学さん曰く、「動物界におけるおそらくもっとも複雑な[歌]」なんだって!

そもそもなぜ歌うのかという理由については、まだ完全には解明されていないんだそう。オスしか歌わないことが判明しているので、求愛ソングだろうと考えられていますが…メスを引きつける目的なのか、ライバルのオスを遠ざけるためのものなのか…

あくまのなちゃれ

人間界の歌もキラキラからドロドロまで色々あるもんな!

流行りの歌をうたう

クジラの歌には「今年のヒットソング」や「流行遅れな曲」があるんです。

「目新しい歌を求めるオスたちの探求は、みんなとちょっと違う個性を持つことによりメスにとって魅力的になれるのでは、と期待してのことだと思われます。しかし、みんなと同じ曲を歌いたい、同調したいという欲求も働くことにより、新しい曲はすぐにまねされ、『ちょっと違う』曲をはじめに歌ったオスもすぐにまた集団にのみ込まれてしまうのでしょう」とクイーンズランド大学の大学院生Ellen Garlandさんは語っています。

Gigazine
ひらめきなちゃれ

音痴はモテないのも人間にそっくり!

南太平洋の場合、流行歌は西から東へと伝わっていくんだとか。

オーストラリア東岸の集団で生まれた「流行曲」が約2年後にフランス領ポリネシアの集団で流行するという、西から東へと流行が伝わっていくパターンが確認されました。

Gigazine

クジラの歌、聴いてみよ!

ここからは筆者が撮影したクジラの歌をお届けします!

至近距離で聴くと、重低音で身体が震える!

クジラの姿、よ~~~く見ると映ってるんですが…わかんないですよね。
オスはこんな感じで、水深15m~に留まってメスへのラブソングを歌っています。ナンパ待ち。
水中は陸上より音が約4倍も伝わりやすいので、こんな大音量だと数キロ先まで余裕で聴こえます。犬田布で歌ってるのが秋利神で聴こえるくらいには。

にんまりなちゃれ

ダイビング中にうるさく感じたとき、あったなあ…

これはスイムで潜ってよかった時代の映像。きたないエントリーで恥ずかしいんですが…近付くと、どんどん歌の振動が身体に響いてくる感じ!心が、魂が震えます。

てんしのなちゃれ

ホエールスイマーになってよかったお…至福。

もうすぐクジラがやってくるよ~!

すきすきなちゃれ

早ければクリスマス頃から、陸からの目撃情報があがってきます。フェリーなど外洋に出れる機会があれば、そろそろ探し始めてもいいかも!

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