徳之島町役場さまにクジラ動画を奉納したんだが、撮影秘話を語りたい。

2021年12月4日、徳之島町役場さまにクジラのYouTube動画を納品いたしました！筆者がクジラに捧げた4年間、出し惜しみなく詰め込みました。でも…ベストな撮影ができるのって、ある程度条件が揃ってたり、理由があったりします。今回は撮影の裏側を解説。結構ガチめのネタバレです。知ったらもっかい動画見たくなっちゃうかも？

クジラ動画を奉納

2021年12月4日、筆者は徳之島町役場さまにクジラの動画を納品いたしました～！ぱちぱちぱちぱち。
筆者がクジラに捧げた4年間、出し惜しみなく詰め込みました。奉～納～！

今回はこの動画の見どころや秘密をお伝えします。知ったらもう一回観たくなっちゃうかも！

ドローン＋フィルターの効能が効いてる～

ドローンにPL&NDフィルターをつけることで、こんな効果があります。

PLフィルター

水面の光の反射を抑えてくれる➡水中クジラが見えやすくなる！
空をより青く！白い雲がくっきり、な効果もあります。

NDフィルター

光量を抑えられる➡白飛びを抑えられる！

詳しくはこちら

Goproの手振れ補正・ピント合わせがすごい

筆者は初年度、水中カメラであるTG5で撮影していました。設定や技術不足もありましたが…2年目にGopro7に変えてからびっくりするくらい高品質な動画が撮れるように！

実は出演している頭数は少ない

クジラは哺乳類なので、結構性格がわかりやすいんです。人懐っこいクジラもいれば、神経質なお母さんもいたり。

ここまでベストな映像を撮らせてくれるのは、かなり人懐っこかったり、はしゃいでるクジラだったりします。

それに加えて、ブリーチ（ジャンプ）し始めたら数回繰り返したりと、シャッターチャンスをくれるんです。なのでいろんな方向から撮れたりします。

ぜんぶ同じクジラ

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晴れた日に、当たりのクジラに出逢えるまで挑戦しつづけること、そしてチャンスをモノにするために、装備や技術を磨いておくことが本っ当～にだいじ。

タイトル画像にも用いたこの親子。母は「クレイジーマミー」という愛称がついた伝説のクジラです。かーなーりー人懐っこい。人間の周りをぐるぐるする～！しかも10日に1回逢えた！4年間のなかでも結構な当たり回でした。

クジラの先回りを出来ると◎

クジラの上の位置や真後ろは、ヒレ&尾ヒレから生まれる水流の影響をめっちゃ受けるので、スイムしにくいんです。クジラの進行方向を確認して、行きそうな場所に先回り出来ていると、長時間一緒に泳げる確率が高まるはず。

スイムしてるから、空撮できる

筆者のキャリアはホエールスイマーが先。クジラ2年目から、空撮もスタートしました。
スイムの本数を重ねていると、クジラがどう動くか、行動パターンが見えてきます。
この経験と情報が、空撮で活きるんです。クジラの進行方向を先読みしたり、水中クジラの動きからブリーチ（ジャンプ）の予告ができたりするんですね～。

あと実は、船上の皆様の動き見てます。
コントローラーに接続しているスマホ画面からあんまり目が離せないので、船の何時の方向にクジラがいるのかを自分の目で見てる暇がないのです…なので、ホエールウォッチングの方々の目線の先からクジラの位置を予測して、とりあえずそっち方面にぶっ飛ばすと大体あたります。

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