毎年1~3月、徳之島にやってくるザトウクジラ。せっかくなので撮影に挑戦してみませんか?今回は陸上・船上・水中・空撮の4つのパターンを一挙解説。スマホが活躍するときもあれば、アクションカメラやドローン推しなときまで様々なシチュエーションをばっちり解説します。一眼やドローンを持ってなくても、格安レンタルできちゃうおすすめ店舗まで網羅!なんて親切なんだ!それほど撮ってほしいってことだ!クジラの魅力伝われ~!!
教えてくれた人(陸上&船上)
陸上&船上カメラマンといえばこの人!加川徹さん。徳之島の歴史や風景の撮影は、右に出る人はいらっしゃらないのでは…?筆者の師匠でもあります(ドヤァ)
個人的には、躍動感のある動物の写真がだいすき!
一瞬を逃さない撮影!かっこよすぎ!
何時間でも見てられるし、あのときの興奮がよみがえるわ…
こんな写真撮れたら幸せすぎる~
シーズン中は船上カメラマンとして乗船していることも多々!一緒に撮影できたらラッキー!
加川さんの写真が見れる贅沢SNS!要チェックや!
陸上カメラマン
陸からクジラを撮影するときにおすすめの機材です。
◎ドローン
こんなときこそドローン!
クジラが岸の近くにいる!って思っても案外遠かったりするし、強風だとバッテリー消費が早かったりするので、余裕もったフライトするのがと~っても大事。
もうちょい粘りたい気持ちわかるよ?でも安全第一や!落とした時のショックはデカいぞ。
飛ばし始めるタイミングも重要。(バッテリーもたないよ)
次は何分後、どの辺りに浮上してくるか予測つけて離陸できたら上級者!
クジラの息継ぎを理解すると◎
ドローン持ってない?レンタルできるよ!
DJIのMavicProシリーズかAirシリーズがおすすめ
〇一眼レフ
500mm以上の望遠レンズ+三脚必須。なかなか難しいですが、撮れたときの感動はひとしお~!
陸が崖っぷち=海中も崖っぷち=陸の近くでも深い!
クジラが陸の近くを泳いでくれる可能性が高いよ~
△スマホ
急に現れたクジラをささっと撮るには、やっぱスマホ。ズームして写真で撮るか、ズームしないで動画で撮って切り出すか…悩ましい!
船上カメラマン
徳之島でホエールアドベンチャーを提供している、マリンサービス海夢居(かむい)の船に乗ってウォッチングするときにおすすめの機材です。
◎一眼レフ
船上からクジラのアクションや一緒に泳ぐスイマーたちを撮れたら最高!腕の見せ所です。レンズは28~200mm/24~240mmくらいがおすすめ。
加川さんは遠くのブリーチ(ジャンプ)を撮るために100~400mmも試したそうなんですが、船の揺れでブレがすごいし、近くのクジラに対応できないし…慌てなくても、船がちゃんとクジラに近付いてくれる(はず)!
良いカメラはちゃんと水分や塩害から守ろ!
取り出しやすい防水バッグにカメラ・タオル・レンズ拭きを入れておくとGood。
雨や波しぶきは、普通にかかってくるよ
先ほどドローンのとこで紹介したレンタルサービスは、カメラも取り扱っています。一眼レフ本体はもちろん、望遠ズームレンズも!わくわくっ!
〇スマホ
なんだかんだ優秀。
スマホカメラならズームや手振れ補正も効いてくれるはず!(機種によるけど)
最新iPhoneはいい仕事しますね~あとでコマ送りで確認してもばっちり!ブリーチ撮れたら超いいかんじ!
急にクジラが出ると、船上のお客様が一斉に動き出します。
・スマホを足元に置いといたら蹴っ飛ばされる
・人とぶつかる
➡スマホ、海の藻屑に…なんてことも実際にありました。
なので、スマホは防水ケースに入れて、首元から下げておくと安心。
△防水カメラ
防水性能のついたカメラ(Goproなど)はズームが効かないので、船の真横に来てくれたクジラくらいしか撮れない…撮影データを見返すと、遠くのクジラはだいたい豆粒です。
水中カメラと兼ねる場合、レンズに水滴が着いていると、滲んだ映像になってしまいます。撮る前にレンズ拭きや指でレンズをささっと拭くだけで解決!ぜひ試してみてね~
水中カメラマン
クジラと一緒に泳ぐ、ホエールスイマーたちの武器です。
◎Gopro(7以上)
ホエールスイムにGoproは素晴らしい組み合わせ。ゴリ推しです。
- 超広角➡クジラ全体が撮れる
- 手ブレをかなり抑えてくれる
- 動画から静止画切り出しても超綺麗
- 上の写真も切り出し、A0ポスターにしても大丈夫
- 機体が小さい➡水の抵抗が少ない
- ピントが自動で合い続けてくれる
スイム中は全力疾走!カメラの調整なんてしてる余裕ない~!でもGoproなら自動でかなり補正かけてくれる。頼もしい相棒!
詳しくはこちら
Gopro6まではめっちゃ綺麗な海で撮影してもヘドロっぽい緑さがあったんですが…7から手振れ補正も色味もかなり良くなりました!もちろん、より最新のほうが高品質。
最新型なら、遠くにいるクジラの、見えにくい微妙~な青の違いも出してくれる!手振れ補正もすんげーよ。
Goproも借りれるよ!
- ハウジング
- 自分のGoproが入るハウジングか要確認
- フローティンググリップ
- 落としても浮く!
- 曇り止めシート
- ハウジング内の結露を防ぐ!
おすすめしないもの
- 赤フィルター
- フィルターとハウジングの間の空気を抜いてる暇がない
- 水面泳ぐ=明るいから、色の補正いらない
- Gopro用ライト
- クジラ照らしきれない
- 伸びる自撮り棒
- 水の抵抗増えるだけ、自力で近付くフィンキックのほうが大事
〇水中カメラ
代表的なのが、Olympus TGシリーズ。「オリンパスブルー」といわれる青は本当に綺麗!
でも…猛ダッシュ中に写真撮るのって慣れてないと結構難しいんですよね。ブレたり、ピント合わなかったり。なにより操作の手間でわちゃわちゃするのがもったいない。
あと、アクションカメラより機体が大きいので、水の抵抗も大きめ。
水中カメラの上にGoproマウントしてる人も増えてますね~動画も静止画も撮りたい気持ちはわかる。でも…二兎を追う者は一兎をも得ずってやつですよ。慣れてない人はGopro一択にしたほうがいいと思うの。
△360度カメラ
筆者的には360度の映像が活きるシーンって、超接近&高低差があるときだとおもってます。ホエールスイムってあんまりそういうシーンないんですよね…クジラにも相当近付かないと、360度の良さって出ないと思う。あとデータが重たいから、撮りっぱなしだと処理がめっちゃ大変とか、バッテリーの減りを意識しなくちゃいけなかったりとか。
船上カメラマン+360度カメラ+3m級の自撮り棒の映像は面白かったけどね。長いから風や水の抵抗はエグいくらい受ける。折れないか超不安になったなあ…
ドルフィンスイムにはいいとおもう!
◎肉眼
最強。
カメラ持ってると意識がカメラにいってしまいがち。やっぱ肉眼で心のシャッター切るのがいちばん良いと思うのです。
どうせ周りが撮影してるだろ!あとでデータもらおうぜ!
空撮カメラマン
船上からドローンを飛ばして空撮!まさに「飛び道具」です。
◎Mavic 3
ついにMavicシリーズの三世代目が登場してしまいましたね~!熱い!
- フライト時間 約1.5倍
- 色の出方がすんごい
- 望遠レンズもついてる
たまんね~!
Mavic2Pro向けに書きましたが、必要な装備は変わりません。フィルターは3にも対応しているものを選んでね!
船上からのフライトは、さすがにレンタルドローンはおすすめしません。色々テクニック要るもんで、借りてすぐ身に着けられる感じではないのです…落とすリスクあるしね。
なので、
- マイ機体持ってる
- 保険入ってる
- 飛行許可とってる
っていう、腕に自信のあるパイロット限定なんですけど…船からドローン飛ばしてみようよ!ってメニュー提供してます。ブリーチ撮れた日にはもうやべえっす。気になった方はお問い合わせくださいませ~
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