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徳之島の何がそんなにいいの?移住先にして良かった理由

出身は横浜、社会人時代は東京で過ごしてた私が、なぜ縁もゆかりもなかった鹿児島県の離島、徳之島に移住しちゃったのでしょう。住み続けるうちに年々他の田舎や離島じゃなくて、徳之島にしてよかったなーと思うことが増えてきたのでまとめました。

目次

ちょうどいい島

にんまりなちゃれ

徳之島って、バランスの取れた、ちょうどいい島だと思う

島のサイズ感がちょうどいい

徳之島は車で1周するのに2時間くらいかかります。島内移動は30分ちょっと見ておけばだいたい着きます。狭すぎず、広すぎず。まだ知らないところもたくさんあるけど、たくさんすぎないところも絶妙。

あかるいなちゃれ

一周まわったら、次はもっと深く知りたくなるような魅力的な場所がいっぱいあるんだもの。

島民の人数やつながりがちょうどいい

徳之島の人口は約2万人。マンモス校くらいありますかね?少なすぎず、多すぎず。土地もほどほどにあるし、人との距離感もまぁまぁ。狭すぎるコミュニティは下手したら超しんどいですからね…。でも他人ばっかりでもない。「〇〇さんと仲良し」って伝えると、「あーね!」って言って関係性を教えてくれたり、私とも仲良くしてくれます。

なので…やっぱりマンモス校みたいなもんですね。クラスや部活が同じような濃いめのつながりや、学年超えて「名前を知ってる」程度のつながりとか。このくらいが、私にはちょうどいいです。

深くつながると、すごく応援してくれたり、かわいがってくれたり。情熱的な感じは島民性かもしれません。うれしい。

大きな台風などが来ても、準備段階からご近所さんたちと声をかけあうし、被害にあってもプロが来る頃には島民でなんとかしちゃってる強さがあります。ひとりひとりの生きていくスキルの高さはもちろんありますが、何よりあったかいつながりこそが強さの源だなってつくづく感じます。

実は雨の多い島

風景がバラエティに富んでる

徳之島は南北で地層が全然違うこともあり、海沿いだけ見ても…

  • 白い砂浜が広がるビーチ
  • 断崖絶壁
  • 穴だらけの奇妙な地形
  • たくさんの岩がどーんと広がってる

などなど。歩いても空撮しても、新しい発見がたくさんあって面白いです。ちっとも飽きない。

はなまるなちゃれ

海の中もバラエティに富んでいます。潜っても楽しい!

Special Movie

Water World
てれてれなちゃれ

”水”というキーワードで風景を切り出しても、こんなに幅広い…!

そうそう。空撮できる場所が多いのも嬉しいポイント。空港近辺以外はほぼ飛ばせます。人口密集地がぜんぜんないからね!

都会すぎず、田舎すぎない

こんわくなちゃれ

正直、都会と田舎のいいとこどりがしたいんです…!

ひらめきなちゃれ

徳之島なら、叶えられるよ

お店がそこそこ揃ってる

コンビニがある(ファミマのみ)けど、島に4店舗だけだったり。最近ダイソーが進出して喜んだり。中心街である亀津には飲食店もそこそこある。スーパーもホームセンターもいくつかあります。でも、これ以上都会じゃなくていいんです。ドンキも飲食チェーン店もいらないし、ネオン街もいらない。遊園地とか大きなホテルとか建たないでほしいですね。ないからこそ、徳之島が好きなんです。

運転しやすい

高速道路、複数車線、ありません。もともと横浜で免許をとり、ペーパードライバーなまま島へ来たのですが…それでも運転出来たのは島だからだなーと思います。

メイン道路はほぼ舗装されてます。海沿いの道と、島を横断する道を3本覚えておけば大丈夫。

島と主要道路

電波に困らない

田舎すぎないのも大切。電波はだいたい繋がります。たまに大量アップロードがあったりWEB会議があったりするときは、コワーキングスペースに駆け込めば速度ばっちり。海沿いの一等地で仕事できるって幸せです。

そうそう。圏外の場所はちょっとあります。よく行くビーチも圏外なんですが、それでいいと思うんです。デジタルデトックスって大事。

てれてれなちゃれ

いつもスマホいじって写メ撮ってると、目の前の絶景やちいさな幸せを見落としちゃうもんね

良い物件も結構ある

物件もそこそこ新しいものを選べてます。ど田舎すぎると私は生活できません。

都心部の綺麗な賃貸は学校の先生など出向で来ている人たちが住んでいることが多いです。言い換えると、家賃補助や離島手当が出る仕事に就いている人たち向け。都心部の綺麗な家は家賃が少し高めかもしれません。とはいえ都会に比べたら全然安いですけどね。

都心部以外の賃貸物件は、不動産屋で取り扱っていないこともしばしば。でも地域のみなさんに尋ねていくと、見つかるんですよね~素敵な物件。優しい島の皆様に感謝感謝です。

島の店で揃うものが多い

島の買い物で揃えられるものが豊富なのも助かります。ダイビングやカメラなどの専門器材とかは都会でもなかなか売ってないのは一緒ですしね。

医療に困らない(島のわりに)

世界第三位の医療グループである徳洲会病院の総本山が、徳之島にはあります。離島の病院のなかではそこそこ規模もあるので、珍しい病気や重篤な場合以外はだいたい診てもらえる気がします。

医療従事者は応援で来てる場合も多いので、信頼できる先生に会えてもすぐ本土に戻ってしまったり、研修医だったりすることも。心配なら島外にセカンドオピニオンをもらえる病院を見つけておくといいかもしれません。

観光客が少ない

これ、観光業を営んでるはしくれとしてはちょっとツラい面でもありますが…それでもやっぱり観光客は少ないほうがいいなとおもいます。

徳之島に観光に来るって、なかなかレアなので…お越しいただけるのは、本当に来たくて来てくれる人や、時間とお金に余裕がある人だったりします。気持ちよくサービス提供させてもらえることが多いのが嬉しいところ。

観光で人気の島だと、価格競争になってしまったり、大人数を流れ作業で捌くことも少なくないし、自分自身も疲れ切っちゃう気がして。

てれてれなちゃれ

心を込めたサービスを提供するには、徳之島がいいなって思います。

そう考えると、島へのアクセスが悪いことって、メリットにしか思えないんです。アクセスが良くなっちゃったら、島外の大資本が入ってきたり、客層が悪くなったり…

そんなことにならないでほしいな~って願っています。いまのままで、素晴らしいんだから。

こんなデメリットも…

観光地に人がいない

「観光客が少ない」から、観光地に人がいません。急かされたりもしないので、自分のすきなところをじっくり見てまわれます。写真撮るのに時間かけても大丈夫。こういうちょっとした自由度の高さって、意外とプライオリティ高かったりすると思うんです。

JALツアーの種類もめちゃ少ない

ちなみに海辺や水中にも人が全然いません。ダイビングポイントで他のショップさんと会うのはボートだと100%ないです。ビーチだと90%くらい?ほぼプライベートビーチ!すきなことを、すきなだけ出来ます。控えめに言って最高。

徳之島のこれから

すぐに名プレイヤーになれるチャンスがくる

この記事を書いているとき、私は移住4年目、起業半年というまだまだひよっこな身です。それでも行政や島で活躍している先輩方、地域の皆様と密に繋がれたり、かわいがっていただけて…本当にありがたい限りです。

先日は島の小学校で「徳之島の海の魅力」というテーマで授業させて頂きました。

こういったチャンスとすぐに巡りあえるのって、プレイヤーの多い大都会ではなかなか厳しい話だと思うんです。なんていうか、島に来てから自分の存在価値が上がったような感覚をもらえています。都会の歯車じゃない、ひとりの人として生きている感じ。

すきすきなちゃれ

だからこそ、この島にどんな恩返しができるかなって想いが強くなってます

大げさにいうと、人生の目標とか、この島に来た意味とか、存在価値とか…そんな「生きがい」ってヤツを見つけたい人は、徳之島は合うかもしれません。

世界自然遺産登録へ

すぐに名プレイヤーになれるチャンスが来る理由の一つが、2021年7月現在、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録勧告されているからなんです。

登録がほぼ確実となった今、徳之島は大きな変換点を迎えようとしているのかもしれません。この大きな波に乗れるかもしれないって、わくわくしませんか?

こんわくなちゃれ

観光地化しすぎないでほしい気持ちもあるんだけどね…バランス大事。

追記:2021/7/26、世界自然遺産登録されました!

日本の宝!「陸の中の海 ウンブキ」の調査中

地形派ダイバー、テクニカルダイバーのあこがれの地といえば、メキシコにあるセノーテ。世界最大級の水中洞窟です。

セノーテ
引用:トラベルスター

いままで水中洞窟を本格的に潜るには、はるばるメキシコに行かざるを得ませんでした。

びっくりなちゃれ

それが近年の調査で、徳之島にもセノーテに匹敵する水中鍾乳洞が見つかったんです!

引用:ブルーアース

日本最大級の水中洞窟が徳之島空港の下に広がってるなんて…!凄すぎる。もしかすると、アジア中、いや世界中のテクニカルダイバーが「日本のセノーテ」ウンブキに集う日がやってくるかもしれません。さらに…

  • 約7000年前の土器も出土しており、歴史的にも貴重な場所
  • この水中洞窟にしか生息しない固有種も発見され、生物学的にも貴重な場所

凄い要素が多すぎる~!もはや日本の宝です。

てれてれなちゃれ

実は私、ウンブキ調査チームのひとりなんです

徳之島に、こんな世界レベルの未開の地があって、調査団員として参加できている…これこそまさに「Life is Adventure」ってヤツ?

都会でこんな発見があったとして、調査の前段階から関われることがどれだけあるのでしょう。つくづく幸せ者だとおもいます。これからの発展に関われること…わくわくが止まりません。

だから徳之島がすきなんだ

私が徳之島に移住し、住み続けている理由をぎゅっと凝縮すると、この3つでしょうか。

  • バランスの良い島
  • これからにわくわくできる島
  • 自分の生きがいに出逢える島

もちろん、生活していれば嫌な面はありますよ?でもそんなの吹っ飛ぶくらい、魅力にあふれた島だと思っています。縁もゆかりもなかったこの島に移住しちゃうくらいには!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 徳之島を気に入って頂いて、ありがとございます。私の場合、18で徳之島を離れて約40年になります。来年の正月は、帰る予定です。久々に闘牛大会の熱く燃えたぎった情熱を肌で感じてみたいものです。
    これからも徳之島を盛り上げてください。

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